1/18 FORTECハイエース

1/18 FORTECハイエース

1/43スケールで作成した、FORTECハイエースサポートカーですが、今回なんと一気に大きくなり
1/18スケールでの作成となりました!
ベースボディ京商のベースキット
ベースになるのは京商から発売された1/18ハイエースですが
実はこのシリーズは「自作用キット」もあるのです。
レジンモデルはガラスフィルムを剥がすのが中々困難なため(出来なくは無い)、出来ればこういうキットを発売してもらえたら助かります。
なお、このキットは入手困難です。

今回の作成方法は、マスキング塗装がメインとなります。
1/24スケールのモデルカーではままある方法です。


塗装前に型紙をとります

今回はマスキング塗装で再現するため、工程はかなり長め。
予め型紙を取って、塗装中にデータを作成できるようにします。

ボディにトレーシングペーパーを当てて、鉛筆でミゾをなぞっていきます。
この時、デコボコを考慮すると吉です。
型紙作成中

トレーシングペーパーにとった線を、スキャナで読み込みます。
型紙読み込み
データの配置がしやすいように背景色も工夫することがありますが
今回は真っ白で。

データ配置開始
写真を参考にして、ロゴの配置を割り出します。
なお、今回はロゴの配置=マスキングデータの作成ともなるので、正確に位置を把握します。
ロゴをデカールで貼る、というのは実際に貼るときに位置あわせしますが
マスキング塗装で、となるとより正確でなければならないのです。


まず真っ白に塗装・・・が難しい

それでは、ボディの塗装作業です。
塗装前に、洗剤で十分に洗浄して乾燥させる必要があります。

全体を先にサフェーサーを吹き付けますが、そこは写真は割愛。
白い塗装のところから、です。(サフも白も、流れは同じです)

白塗装(1)
イキナリ反転していてもうしわけないのですが、面別に毎日塗装していたためです。
まず両側面と前方を真っ白に塗装しており、天井はまだサフのまま。
一度白くしたら、乾燥ブースで熱してまた塗装、と2~3度繰り返してやっと均一の白になります。
白は、大きいとムラなく塗るのも大変です。

白塗装(2)
天井と後の白塗装です。
同じく何度も塗ります。

白塗装(3)
一度白塗装面をクリアー塗装します。
これは今後のマスキング塗装に備えたもので、塗装の剥がれだけでなく、後日の研ぎ出しの為にも行っています。
重ねて塗装していくと段差ができまして、クリアー塗装後に段差を消していかなければならないのです。
クリアー塗装は慎重に1面ずつね。


シルバーからガンメタルに塗り分けていく

今回のボディ色は、大きく分けて3つ。
前から、白、シルバー、ガンメタ という流れです。
(正確にはガンメタとはちょっと違いますが)
順番に塗り分けていきますので、白の次は、シルバーです。

シルバー塗り分け(1)
シルバーとの大きな境目のマスキングを行います。
なんでこの場所がわかるの?というのは、ロゴを配置したデータを予め作ってあったからなのです。
印刷してボディに当ててみると正確な場所がわかりますが、赤いF文字のマスキングのときに改めて。

シルバー塗り分け(2)
シルバーも案外均一、が難しいのですが
薄く吹いてから本吹き、でムラを解消します。
さて、またクリアー塗装です。

ガンメタ塗り分け(1)
クリアー乾燥後に、再びマスキング作業を行います。
(今回はこの繰り返し)
同じく型紙を当てておいて、マスキングしていくポイントを見ます。

ガンメタ塗り分け(2)
正確に塗り分け位置をマスキングしたら、あとは普通のマスキングテープ貼付けですね。
マスキングも大変ですが
今回はボディの重さに手がプルプルします・・・

さて、調色したガンメタを吹いたら、またクリアー塗装しましょうね。


赤い「F」をマスキング塗装で再現

マスキング塗り分けの為に、実はこんな型紙を印刷して調整してるのです。
マスキングデータ
マスキングする場所に応じて、毎回このデータ印字は変化するのですが、ソレはもうPC上で想定したデータになっているので、印刷そのものはサクサクです。
所定の部位を切り取って使用します。

マスキング
今回はFを赤く塗装する、ですから、その部位を切り出してあてがい、細くカットしたマスキングテープで位置を決めます。
マスキングテープは細ければいいというものでもなく、幅があればいいと言うものでもなく、これは経験とカンです。

F塗装完了
塗装が完了したら、少しだけ乾燥ブースで乾燥させ(熱を入れ)、マスキングを慎重に剥がして更に本格的に熱を入れます。

Fのクリアー塗装(1)
そして一晩冷やしたら、今度はクリアー塗装して熱を入れます。
そう、実はクリアーの度に翌日、ということになるので時間が掛かるのです(^-^;

Fのクリアー塗装(2)
どうでしょうか?
これでFORTECハイエースになってきましたね。
ココからは研ぎ出しとデカール貼り付けの繰り返し作業になりますが、焦らず作業しましょう。


研ぎ出しとクリアー塗装

まだデカールは貼り付けていませんが、マスキング塗装の段差を消さないといけません。
デカール貼り付け位置に段差があるのが好ましくないのです。
まずは塗装面をフラットにして再度クリアー塗装します。

研ぎ出し完了
一度研ぎ出し作業を行い、またクリアーを吹きます。
段差はあまりつかないように塗装していたので、研ぎ出し+クリアーは2度で済みそう。

黒バンパー塗装
更に、黒塗装部分を塗ってしまいます。これもマスキング塗装ですが、作業的にはたいしたことではありません。

デカール前のクリアー塗装
では、トドメのクリアーを吹き付けますね。
いよいよデカールの貼り付け、となります。


デカール貼り付け開始(グラデ塗装あり)

長いときを経て(笑)、デカール貼り付け工程に。

まずは色々デカールを印字します。
デカール印字
カラーデカールの印字と、白、下地のシルバーと色々出力します。
デカールに寄ってはクリアーコートするので、はやり一晩おきます。
(デカールの印字・貼り付け準備も案外時間が掛かるのです)

シルバー下地(1)
まずは下地のデカール貼り付け。
シルバー下地の上から白下地、と続けます。
この方法ですと、白デカールを貼り付けたときの「下地透け」を完全に防御できます。

シルバー下地(2)
下側だけ白デカールを重ねてみました。背景になるボディの塗り分けそのものが隠蔽されています。

白デカールを上から貼りつけ
本格的に白いデカールを貼り付けます。
ロゴだけでなく、ドメイン等も貼り付けていきます。

白デカールのグラデーション
そして、FORTECロゴの前方に向けて、白のグラデーション塗装を行います。
これは、デカールの色の差異を少々抑えたいと言う事でして、前のドアに行くほど白くなっていきます。
(完全にボディ同色にはしません。ロゴの貼り付けの境目がわからなくなってしまうので)

勿論クリアー吹きつけと研ぎ出しを行います。


カラーデカール貼り付け

いよいよ、一番上層のデカールの貼付けです。
スマートにデカールが乗る状態になっていますので、サクサク乗せていきましょう。
カラーデカール(1)
FORTECのロゴが入って、いよいよFORTECハイエースになりました。
メーターのデーターは、実は1/43作成時に苦労して大きく作成しておいたもの。
1/18でも縮小して使用しています。
色々なミニカーの作成時に、同じような作業を予め行っています。
(無理目なロゴデータは諦めていますが)

カラーデカール(2)
白ボディ側にもデカールを貼りつけ。
このアタリも1/43時に大きく作成しておいたロゴデータですね。

クリアー塗装
遂に最後のクリアー塗装です。
無論研ぎますが、この段階で他のミニカー完成の為に時間を割かなければならず
厚めにクリアーを吹いて暫く置き乾燥、です。
このサイズになりますと、直接梱包することになりますので
完全にクリアー層が乾燥していないとちょっと運送時怖いですね(^-^;


カラーデカール貼り付け

もうちょっとだけデカールの作業が残っています。
ガラス面へのデカール施工です。

ガラスフィルムのデカール準備
レジンキットのガラス面のパーツは、フィルムになっているのです。
これは完成後には安易に触れない部位になります。本当に注意!!!
まず、表面をアルコール除菌(笑)しまして、丹念に磨きます。
デカールの食いつきだけでなく、実はデカール貼りつけ後にクリアー塗装しますので、弾かれて乗らなくなってしまうんですよ。

ガラスフィルムのデカール貼りつけ
白デカールの印字、というのが一番威力を発揮するのがこのガラス面。
更にカラーのデカールを乗せて、こちらはクリアー塗装送りとなります。
但し、フィルムですので熱を入れません。自然乾燥で。


室内とフロアの作成

ボディの徹底乾燥をしている間、内装等を作成しているのが良いです。
さて、まずは内装パーツの合いを再確認します。

組み込み調整
シート位置は良いのですが、内側の内装の取り付け位置等の確認を行います。
レジンキットならではのフロアの作りから、何処まで接着して作業を進めるかを何度も確認します。

内装とフロア塗装
内装パーツも勿論洗浄とサフェーサーから白くしていきます。
今回は内装色まで吹き付けて、後からまとめてツヤをコントロールします。

シャシ筆塗り
シャシーは筆塗りのほうが作業がはかどります。
とはいえ中々のビッグサイズであるため、この写真の段階で1時間は消費しています。
続けて塗り続けなければ。

ブレーキやマフラー
他の細かいパーツも塗装していきます。
コチラはエアブラシ。
フロントのブレーキは、ディスクブレーキのエッチングパーツが付いてきますよ。

セミグロスで整える
では作成したパーツを「セミグロスクリアー」を吹き付けて、ツヤを整えていきます。
均一のしっとりしたツヤになったら完成です。

さて、部品は揃いましたかね?(再確認)


組み立て開始

いよいよFORTECハイエースも組み立て作業ですね(^-^
組み付ける部品の確認が済みましたから、一気に組み立てていきましょう。
(とは言え、ボンドの関係上ゆっくり乾燥です)

一部組みつけ
シャシを仮組みつけをしていますが、これはまず内装のドア貼り、ダッシュボードを先行して接着している作業です。
フロアへのシートの接着はすませていますが、最終的な組みつけではないのです。

リアガラス入れ
いよいよガラスを入れていきます。
塗っても乾いてもずっとクリアーなボンドを使用していますが、これは乾燥がかなり遅いので組み立て自体も遅くなります。

側面ガラス入れ
このハイエースは、面が綺麗な車体をしているため、ガラスのはまりはかなりいいです。
こういったキットでも、実はガラスパーツが全然会わない、という事も結構あるんです。
勿論カットしたり削ったりして先にあわせる作業が生じます。

フロントガラスとメッキパーツ
フロントガラスとメッキパーツを接着。
このまま一晩寝かせます。

シャシ組み付け
シャシにタイヤを組み付けて、いよいよボディと合体です。
この時初めて、室内のフロア等にも接着剤を塗布して合体させます。

マフラー接着
ネジ穴の関係上、一番最後になるマフラーの接着です。
穴位置はピッタリですので、そのまま接着剤を塗布してくっつけちゃいましょう。

完成(前)
いよいよ完成です!

完成(後)
出来上がり画かなり大きいことが解ると思います。
何より本当に重たい(^-^;
取り扱い注意!

重量がありすぎて、車軸は固定にしておかないと危ないので、内部で接着してあります。

ガラス面も絶対押したりしてはいけません(^o^;


1/18 FORTECハイエース 完成品アルバム

完成品

ミニカー表面を磨いて完成です。


こちらから、完成品のアルバムを見ることが出来ます。

1/18 FORTECハイエース 完成品アルバム




イマジンズのリンク