1/43 Term ZEUS JAPAN デミオ ラリー北海道2017 #23 権田哲也&ジャッキー藤上

1/43 Term ZEUS JAPAN デミオ ラリー北海道2017 #23 権田哲也&ジャッキー藤上組

以前作成させていただいた、プレゼントモデルのトミカと同様のデカール仕様となりますが
今回は1/43スケールでのご依頼。
そして、デミオのミニカーはレジンモデルとなります。
デミオがレジンモデルしか無いのです。
レジンモデルのミニカーは、ダイキャストよりも精密な再現が可能なのが特徴。
但し、ダイキャストと大きく違う構造をしているので、作成方法も大きく異なる部分があります。
特に分解はとても注意しないと割れちゃったりします。
ガラスパーツも、フィルムとなりますので、割れる心配はないですが別の心配もあります(笑
さて、デカールの仕様は同一とはいえ、1/43サイズに起こしなおして、かつ今回は別途追加のパーツも作成しなければなりません。
では、いつもどおり塗装からスタートです。


作成準備

レジンモデルは使用されている接着剤、両面テープを綺麗に除去しないといけません。
その後、表面処理から塗装までは、レジンキット同様の扱い。
なんだかんだ長いので割愛(笑

白塗装
ボディそのものは、美しい白、が似合いのデミちゃんです。
赤いラインが映える白でないといけませんから、スタンダードな白がいいです。

デカール印字
デカールは、1つ前にロールアウトした山田号のデカールと、同時に印字。
そう、山田号と平行作成だったのです。

同時に作成できる台数内でしたので、一緒に開発。
ということは、ImaginSではよくあります。
(量産可能であればなおさら)


デカール貼り付け

デカール貼り付けのスタートです。
今回は設計段階でかなりデータを突きつけましたので、なるべく貼り付け工程が少なくすむように工夫しています。
オーバーフェンダーがあったりすると難しいですが、凹凸が少ない車両ではデカールデータを作りやすいのです。
貼り付け開始
では貼り付け開始です。
写真にあるデカールがメインの作業になります。
その他の細かいデカールは、デンタイ的に貼り付けた後のお仕事。

貼り付け完了(1)
バンパー等のデカールも貼り付けて、このような状態に。
ラリー北海道仕様です。

貼り付け完了(2)
リアのハッチまで綺麗に再現。
実は、サイドストライプと天井等のタテストライプでは、デカールでイマイチバランスが取れずに太さを変えたのですが
実車も同様の処理がされているとのこと。
正しかった(笑

2台目貼り付け開始
それでは、続けて2台目・・・は翌日に。
デカールが簡易化されたとはいえ、やはり貼り付けに時間が掛かるのです。
曲面に馴染ませたりする作業で思った以上に時間が掛かるのが、自作でカールの難点。


クリアー塗装

デカールの貼り付けが終わったら、よく乾燥させてからクリアー塗装となります。
今回は何層のクリアー塗装になるのか・・・

クリアー塗装中
クリアーを吹いては乾燥。
クリアーを吹いては乾燥。

これを繰り返します。

キラキラスベスベ
コンパウンド無しでキラキラスベスベになるように塗装します。
ここまでクリアーすると、マスキングテープを少々貼っても問題ないです。
レジンキットは、どうしてもガラスパーツの接着時にピッタリと固定するためにマスキングテープは避けられないのです。
耐えうるボディにしないと。


内装等パーツの作成

ボディのクリアー塗装は、安定に時間が掛かりますから、乾燥させている間に細かいパーツを作ります。

フルバケ削りだし
まず、フルバケを削り出さないといけません。
少々多めにレジンで抜いておいたフルバケを、的確な形状に変化させます。

位置あわせ
レジンキットは、フロアにシートが直接くっついていることが多いのですが、デミオも同様でした。
フロアの純正シートを、リューターで削り落としてフルバケを載せます。
位置的には、まぁもともとのシート位置に載せればいいのですが
やっぱりコドラはちょびっと後ろにオフセットしたいですよね(笑
僅かに前後位置をかえたりして、上から被せるボディとの干渉を調べます。

内装
レジンキットは、ボディ裏側にドアの内張りを接着するタイプが多いです。
この内張り、実はちょっと手元に来たミニカーでカラーリングが少々ちがいました。
そこでタッチアップで同じ内装に変更。
ドアミラーも塗装します。

フルバケ塗装
今回のデミちゃんのフルバケは赤なのですが、赤いシートって難しい。
そのまま赤の状態ですと、すごいオモチャ感が強くなりますので
艶消しトップコートする前に、スモーククリアで明暗をつけます。
その後にトップコート仕上げです。
殆ど見えなくはなりますが、ふと窓~覗いた時に雰囲気が変わります。

ドアミラーデカール
ドアミラーは数日にかけて筆塗りした後、デカールを貼り付けます。
実はミニカー作成のかなりの難関は、ドアミラーのデカールです(笑


スミ入れ

ボディは、クリアー塗装したからといって完成するわけではないのがミニカー。
ガラスパーツを貼る部位や、ヘッドライトの内部等、実は塗るところが結構多いのです。

前側
まぁ、まずは窓枠を黒く塗るのです。
モデルに寄っては不要な場所もありますが、大抵は前後左右の窓枠についてはシッカリ塗装が必要です。
逆に塗装ではまずいミニカーもありますので、状況で作業を使い分けます。

後ろ側
テールについては、テールランプ部がシルバーなのは定番です。

ヘッドライト等
ラジエータグリルの塗装は大抵発生しますが、ヘッドライト部の塗装はあまり発生しません。
レジンキットでは、自分でこのように塗装します。
接着が、とってもキモです・・・ここは難しい。


ロールケージの作成

さて、レジンキットの場合に作りやすく、作りにくい(笑)、ロールケージです。

ダッシュ取り付け確認
ダッシュボードの取り付けと、ロールケージの取り付けはLINKしています。
ダッシュ貫通のほうが遥かに作りやすいです。
ですから、競技車両もダッシュ貫通にしましょう!(笑

シート位置固定
ダッシュもなのですが、フルバケの位置もここで固定しないといけません。
外から見えるシートの位置、というのも大事ですから、確認しつつ位置決め、接着になります。

曲げ加工
で、多くは語れませんが(笑)、真鍮線を曲げてロールケージをつくっちゃいます。
レジンキットの場合、内装を内側に貼り付けていく工程になるので、ロールケージも内側から貼り付けていく流れです。
通常のダイキャストモデルの場合、シャシ側にハコ組みしなきゃならないので、作りにくいというわけです。

ロールケージ塗装
ロールケージの塗装もちょっと人手間掛かります。
メタルプライマーして乾かしてから、サフ、白、と進みます。


ガラスパーツの作成

ロールケージの塗装の後、乾燥させつつ行わなければならない作業は、ガラスパーツの作成。
ラリーカーの場合、リアウィンドウにはドライバーとコドライバーの名前がはいりますし、ゼッケン番号も入ります。

フィルム固定
今回のガラスパーツは、フィルムなのです・・・そこで、マスキングテープにこのように貼り付けて固定して作業します。
不意の破損もおきません。

白下地
まず、ドライバーやコドライバーの名前は白ですから、白いデカールで作成する必要があります。
ゼッケン番号や国旗の下地にもなります。

カラー化完了
上から、更にゼッケン番号等を貼り付けるわけです。
普通プリンターは中間職というのは不得手で、この「オレンジ」もご他聞に漏れず苦手です。
そこで、ImaginSでは特殊なオレンジの熱転写リボンで再現しています。

裏面はマスキングされているわけで
勿論こちらもクリアー塗装することになります。


ロールケージの組み込み

まだまだ作業はあるのですが、まずは大地に立たせるための作業に入らなければなりません。
ロールケージを組み込んでしまいます!

ロールケージ組み込み
ロールケージを組み込むには、内装の接着も同時に進めていきます。
ダッシュについては、ダッシュ貫通のロールケージを取り付けて、ボディ内側から接着します。
勿論、接着にゆがみが出ないように、この段階で再びロールケージの曲げ修正をしつつ・・・

LED組み込み
ゼウスジャパンのデミオといえば
キラキラタンバリンという言葉も直ぐに思いつくとおり、ギャラリーに対する熱い思いを伝えてくるマシン。そしてクルー。
そのキラキラタンバリンの再現のため
1台だけ室内にLEDを組み込みます。
運転席、助手席の足元に、ワイヤレスLEDを接着します。
どうなるかは、後日お楽しみに(笑

ホイールタイヤ
ホイールやタイヤも、この段階で接着します。
いつもと工法がちがって奇妙かもしれませんが、タイヤやホイールもボディ側にセットする仕組みなのです。
ある意味、これで大地には立ちました。


ガラスフィルムの接着と、ルーフベンチレーター

ロールケージの接着も完了しましたし、いよいよガラスパーツの接着に入ります。

リアウィンドウ接着
リアウィンドウは特に、なのですが
フィルムタイプの接着作業はちょっと難しいです。
低反発なスポンジを細かくカットして、押さえつけすぎないように固定して接着します。

フロントウィンドウ接着
フロントウィンドウについては、そんなに神経質にならなくても接着できました。
ただ、マスキングテープによる固定は必要ですね・・・・

ルーフベンチレーター
ガラスパーツの接着硬化待ちで、ルーフベンチレーターを削り出しちゃいます。
これ、カーボン化しなければならないので、なるべく平面を維持した形状で整えます。

ルーフベンチレーター整形
曲げ加工をして天井のRに合わせればOKです。

サイドウィンドウ接着
両サイドのガラスパーツの接着を行います。
両サイドも僅かに湾曲はあるので、マスキングテープで上手く固定します。

テールランプ等接着
この間、ヘッドランプやテールランプも接着しちゃいます。
一気に完成に近づきます。


仕上げ作業

ガラスの接着が完了したら、ドアミラーの接着をおこないますが、
実はこのドアミラーの接着とガラスフィルムの接着は密接な関係があり、かなり注意深くガラスの位置キメをしました(^-^;

ドアミラー接着
両サイドのドアモールがキモなのです(^-^;
位置あわせしながら固定したので、ドアミラーの接着自体はピッタリでした。
では、ドアミラーの接着後は

マッドフラップ・ルーフベンチ接着
ルーフベンチレーターとマッドフラップの接着です。
完全に接着するまでこのままです(笑
本当はこの後、更にリアワイパーの接着で1晩かかっていますが、写真が見つからず・・・・

出荷準備
いよいよ、旅立つ日が来ました。
体調崩したりして、出荷が著しく遅れてしまったことをお詫びしますm(_ _)m

本当は2019年最後の作品、となる予定でしたが
2020年最初の作品となってしまいました。


Term ZEUS JAPAN デミオ ラリー北海道2017 #23 権田哲也&ジャッキー藤上 完成品アルバム

完成品

こちらから、完成品のアルバムを見ることが出来ます。

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